自分でわが家を作るということ

                      Self-build(セルフビルド)というもうひとつの選択                      目指すは自然素材で作る天然住宅

上棟を終え感慨にひたる

「上棟」「建前」「建舞」「棟上げ」 
 地方によっていろいろ呼び名があるようですが、私の暮らす地域では「建前」と呼んでいます。
土台、柱、梁、桁、小屋組みなどの家の基本となる構造材を組み上げる最も重要な作業です。
こればっかりは素人が手を出すと後々危険かと思い材料の刻みから上棟までプロにお任せしました。 
前日に土台だけ基礎コンクリート上に設置してあります。 



わが家のこだわりポイントの一つ
「大黒柱は丸太を使う」
桧の丸太です。
近頃の家は大黒柱と呼べる柱がなくなってしまっているように感じますが、
家の中心となって支える太い柱があるとなんだか良くないですか?
心のよりどころのような安心感があります。

他の柱は4寸(約12cm)角を使ってます。
昔の家は3寸5分(10.5cm)を使ってましたが、最近では4寸角が主流のようですね。

木材の接合部分(仕口)は全て大工さんの手刻みです。
法律で決められたところにはボルトも使っています。


この上棟作業は1日で屋根の垂木まで打ってしまうのが当たり前で、
うまくいけば屋根の防水シートまで貼るのだそうです。
わが家の工事は真夏の炎天下ということもあって防水シート貼りは無理せず翌日にすることになりました。 

上棟が終わったらなんだか気がぬけてしまって、
まだ骨組みだけの家を眺めながらボーっとしていたら見上げた夕空にツバメがたくさん飛び交っていました。
あたかも上棟を祝うかのように。
って見えた(笑 
 

やっと埋め戻し

いや〜ここまで長かった〜。
基礎コンクリートの周りに山積みだった土をくずして平坦にならします。
布基礎でも普通はならした土の上全面に数cmのモルタルを敷いて仕上げるのですが、
わが家では土はむき出し状態にします。
理由については以前の記事「べた基礎にしない方がいいこともある』で書きましたので今回は割愛します。 

むき出しの土のままということで、やっぱりシロアリ被害は心配なので最低限できることはしておこうと思い、床下は「三和土」っぽいものにすることにしました。
通常三和土は土と石灰と苦汁を混合してしっかり叩いて作るのですが、私はかなり適当にしてしまいました。 



動画のように適当な感じで終わらせているのは
本物の三和土のように表面を綺麗に仕上げることよりも「あること」を期待しているからです。 
そのあることとは実は「虫除け」なんです。
いろいろ調べてみると石灰や苦汁(塩化マグネシウム )には虫除けの効果があるらしいです。
確かなデータがあるわけではないのではっきりと言い切ることはできませんので、あくまでも噂です。
というわけでやらないよりはやったほうがいいだろうと思いやってみました。 
わけのわからない薬剤を使うよりよっぽど安全です。
 
土台の防虫も見るからに効き目のきつそうな 薬剤は使わず、「柿渋」を使用しました。
柿渋はタンニンという成分が木材のタンパク質と結合して硬い皮膜を作るのだそうです。
私は柿渋の効果は信じています。
 

基礎コンクリートの天端仕上げ

生コンクリートによる基礎の打設が終わったら最後に天端の仕上げです。
仕上げシロを残すために生コンは設計高さより10mm低い位置で止めておきます。
以前の記事でも紹介しました天端レベルポインターが役に立ちます。



最後の10mm分はモルタルで仕上げますが、
レベルモルタルという水で練ってあとは流し込むだけというたいへん便利な材料があります。
レベルモルタルは非常に流動性が高いので自然に水平に広がっていき簡単に仕上がっていきます。
表面を均す必要なし。



たいへん便利な材料ですが一つ難点が、
私の使ったものは硬化が早く急激な乾燥でひび割れが発生しました。
真夏の強い日差しが照りつける過酷な環境の中だったので仕方ないかと思いますが、
頻繁に散水して水養生をしてもひび割れを止めることはできませんでした。
レベルモルタルはいろんなメーカーから出ていますので真夏でも使えるものがあるかもしれません。

というわけで、レベルモルタルの使用は途中であきらめて、
普通セメントと砂を混ぜ合わせた通常のモルタルを使用することにしました。
手間はかかりますが、この方が強度は高いようです。

 

これはプロに任せた方が良かったかなぁと今思う

わが家の基礎コンクリートはベースからの立ち上がり部分の高さを700mmにしました。
通常は450〜500mmくらいの高さが多いようですが、それよりも200mm以上も高くしたのには理由があります。
まず
わが家の基礎は布基礎で床下に土の地面が露出した状態になりますので湿気による材木の劣化を防ぐ意味で地面からできるだけ距離を取りたかったため、と
床を高くすることで床下の点検をしやすくするためです。
後々のシロアリ被害の確認や水道などの配管のメンテナンスも床が高い方が楽にできるだろうと考えてのことです。
このこと自体はきっと間違ってはいないと思うのですが、ただ床が高いとそれだけ基礎コンクリートの型枠も高く作らねばなりません。
お世話になっている材木屋さんの配慮でただで貸してもらった鋼製型枠の高さが500mm基礎幅120mm用(わが家の基礎幅は150mm)であったために所々で継ぎ足してサイズを合わせる必要がありました。
これで非常に面倒な作業になってしまいました。
しかもしっかり固定することが難しく、不安の残る出来上がりに。



思った通り、残念な結果を迎えるのですが、その時の様子がこちら ↓ ↓ ↓



総合的に考えて専門業者に頼んだ方が良かった気がします。
ただ住宅基礎の場合ハウスメーカーなどは常に決まったサイズの基礎用の鋼製型枠を使っているので、
わが家のようなイレギュラーな基礎に柔軟に対応してもらえる型枠屋さんを探すのは非常に困難なのも事実です。

この失敗については後日挽回します。それについては次回で。


型枠工事の時にやっておいた方がいい天端高さのレベル出しにはこれがあると非常に便利です。
天端レベルポインター
 
これはオススメです。 

せっかく組み上げた鉄筋を切ってしまう理由

ベースのコンクリートができたら続いては立ち上がり部分に行きたいところですが、
その前に「人通口」 を作る必要があります。

人通口とは点検などで床下に入った時にすべての部屋の下に移動できるようにするための開口部のことです。 
だいたい50〜60cmほどの幅があれば十分かと思います。

それで一度組んだ鉄筋の一部を切断して開口部を作るわけですが、
せっかく繋がっていたものを切ってしまうわけですから当然その部分が弱くなります。
そこで 切って開けた開口部周りに鉄筋を追加して補強する必要が出てきます。
補強の方法については決まったやり方がありますので鉄筋屋さんや建築士に聞けば教えてもらえるはずです。
補強筋は基礎コンクリートの強度に影響しますので、必ずやっておかなければなりません。
人通口の他にも通風用に設置した塩ビパイプの周囲にも補強筋を入れました。 

動画を見てもらえますとよくわかると思いますが、
鉄筋を途中で切断するにはベースコンクリートを打設した後のが断然やりやすいですね。
鉄筋屋さんのアドバイスとお借りした鉄筋カッターのおかげでスムーズに作業できました。 

基礎コンクリートの外周に取り付ける通風口のための塩ビパイプは
市販のVUやVP菅ではガラリのサイズと合わず色々調べてネットで購入しました。 (ライト菅 LP)
動画でスタイロフォームを丸く切って塩ビパイプにフタをしていたのは、
ネット購入時梱包のバンドがきつく塩ビパイプの円が歪んで楕円になってしまっていたからです。
(楕円を円に戻しておかないと後でガラリがつかなくなってしまいますから)
それに加えて生コンを打設した時に中に生コンが流れ込むのを防ぐ役割があります。

塩ビパイプを鉄筋の間に固定する方法にはプラスチック製の専用器具があるようですが、
私は動画のような方法で固定しました。
しっかり固定できましたのでこのやり方でOKだと思います。安く済みました。

 
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