自分でわが家を作るということ

                      Self-build(セルフビルド)というもうひとつの選択                      目指すは自然素材で作る天然住宅

2015年11月

廃材の分別に役立つ必需品

家の解体を開始してから初めて建築廃材の搬出ができました。
解体前に契約していた産廃業者さんに本日引き取りに来てもらいました。

当初は産廃屋さんのコンテナボックスを置くつもりでいましたが、
置き場所の問題とボックスの設置費用を考えると、
「フレコンバッグを使った方がいいですよ」
と 産廃屋さんにありがたい助言をいただき、そのようにさせていただきました。


ところで
「フレコンバッグ」って何って思いました?

 正式名称「フレキシブルコンテナバッグ」「Flexible Containers」
だいたい1m × 1m × 1m くらいの大きな袋で、
クレーンなどで吊り下げられる丈夫な素材でできています。
形状は丸型や角型、底面に排出口が付いたものなど色々あります。
土砂をいっぱいに入れるとちょうど1トンくらいになるので、「トン袋」と呼ばれたりもします。

というわけで、このフレコンバッグをネットで10枚セットで購入しました。 

 

ホームセンターだと1枚で1000円以上するのが普通ですが、
ネットだと1枚あたり750円前後で購入できますので断然お得です。
わたしが購入したのは1トン用で底面に排出口のない一番一般的なタイプのものです。
丸型にしましたが、設置の方法によっては角型の方が整理しやすいのかもしれません。


そういえば、フレコンバッグって買わなきゃいけないの? って思いますよね。

そうなんです。
自分で買わなければいけないのです。貸してもらえるものではありません。
フレコンバッグは基本的に使い捨て。
重いものを入れて吊り上げて運搬するので何度も使うと危険なのだと思います。
 産廃屋さんが回収していったらもう戻ってきません。

以上のことを考慮に入れても
フレコンバッグを使った方が結果的に安く、さらにいろんな面で便利でした。

家を解体するといろんな種類の廃材が出てきます。
種類ごとに分別した方が処分費が安くなりますので、
できる限り細かく分別したいのですが、
そのためには産廃の入れ物も入れ物を置くスペースもたくさん必要になります。

その点、フレコンバッグだと1枚当たりの単価も安く、
そのもの自体は軽いので移動も簡単、必要な時に必要な分だけ広げればいいだけです。

改めて、ありがたい助言をいただきました。

DSCN0914

今回、5袋分の廃材を回収してもらいましたが、
いったい、いくらかかったのか!
次回の記事で金額を公表したいと思います。
お楽しみに。

 

にほんブログ村 住まいブログ セルフビルド・ハーフビルドへ
にほんブログ村

畳ベッドを作ってみた/畳から古人の知恵を知る

ちょっと前になりますが、
仮住まいに引っ越すにあたり高齢の母のためにベッドを作りました。 
床に布団を敷いて寝るよりもベッドの方が寝起きの立ち上がりが楽のようです。 

ちょうどいいので
解体中のわが家で行き場に困っていた畳を利用することにしました。

畳ベッド製作の模様はこちら


わが家の畳の大きさは176 × 88cmくらいで、
成人男子にはちょっと小さすぎますが、小柄な母にはちょうどよかったです。

畳ベッドを作ってみて気付いたことが

わが家の畳は江戸間だったんだ!”  へぇ〜

ここで豆知識
日本の昔からある木造建築というのは一間(いっけん)を基本に作られております。
「間」とは柱と柱の間のことで、大昔は地方によってこの長さが違っていました。
明治時代に度量衡法の制定で1間=6尺と定義されたのですが、
この1間を柱の内側の距離で測るのか、柱の外側で測るのか、
はたまた柱芯で測るのかによって部屋の大きさが違ってしまいました。
柱間に合わせて畳が作られますから畳の大きさもそれによって違いが出たのだそうです。

ちなみに1寸≒3.03cm 1尺≒30.3cm 6尺≒181.8cm
畳の大きさは大体180cm×90cmに近い値になっています。

日本の住宅は畳の大きさを基準に作られてきたと言ってもいいかもしれませんね。
現在日本での長さの単位はメートル法に従っているいるはずですが、
建築業界では未だに寸尺の方がよく使われています。
わたしも素人ながら、わが家の図面を書いてみて
メートルを使うよりも畳の大きさである1×0.5間を基本に書いた方が断然書きやすいことがわかりました。

現に市販の建材は尺の単位で売られています。
たとえばホームセンターで見かけるベニア板などは1820mm × 910mm(1×0.5間)ですし
角材などは 3640mm(12尺 )などで販売されています。

大工さんに寸尺で長さを言われるとちょっとピンとこないこともありますが、
慣れれば非常に便利な単位であることに違いありません。
古人の知恵にわたしも慣れたいところです。

ところで
わが家は中京地区のはずが、なぜ江戸間?


 

にほんブログ村 住まいブログ セルフビルド・ハーフビルドへ
にほんブログ村

わが家の解体 進捗状況 4

前回の進捗状況報告から2ヶ月。
あんまり進捗してない状況報告です。

全室におきまして天井板の撤去を終え、壁の解体へと移りました。 
解体中のわが家の壁のほとんどはは竹小舞土壁の漆喰仕上げ。(一部に聚楽仕上げ)
できる限り素材毎に分別したいので、まずは漆喰を剥がしました。

DSCN0888

DSCN0889

こんな感じです。皮スキ(スクレイパー)を使ってすべて手作業で剥がしました。
全室剥がした漆喰は結構な量となりましたが、再利用できないか検討中です。
完全に硬化した漆喰(主成分は炭酸カルシウム)は高温で焼くと消石灰(水酸化カルシウム)に戻り
もう一度漆喰として利用できるそうなのですが、さすがに高温で焼くという手間をかけるのはちょっと
合理的でないような、面倒くさいような。。。。 検討中です。

同様に聚楽も剥がしました。

DSCN0886

聚楽も一応保管しております。

次に土壁の撤去をしました。
バールで削ったり、引っ掻いたり、叩いたり、こじったりした後の様子がこちら

DSCN0905

下に置いてある土嚢袋に壁土が入っています。予想以上に大量に出土しました。
これまでに土嚢で40袋ほどをわが家の家庭菜園の空いたスペースへ持っていったり、
産廃に出すために2つのフレコンバック(トン袋)に詰め込んだりしましたが、
まだ、これの3倍は出るんじゃないかとビビってます。
壁土は産廃処理にまわすと費用が高くなるそうなので、できる限り再利用を検討中です。
というか、再利用します。
壁土の再利用についてはまたいつか記事にしたいですね。


次に竹を取りはずしました。
DSCN0907

DSCN0908

竹は処分しますが、わら縄は畑用に堆肥にしてみます。

今日はちょっと気合を入れて床材の撤去までできました。一部屋だけですが、
DSCN0909

夕方暗くなってからの床下は不気味です。
何か出てきそうで怖いので、明るい内にやりたい作業です。 

解体してみるとよくわかるのですが、
すごいですね。
ほとんど自然素材でできています。
木と土と竹と藁と
壊すのがもったいなく感じてしまいますね。

 


にほんブログ村 住まいブログ セルフビルド・ハーフビルドへ
にほんブログ村

国と電力会社が原発を再稼動させたい本当の理由

電力問題シリーズ?も最終段階に入ってきました。
前回、「総括原価方式」のお話に始まって、
電気料金の算出法について、もったいぶって「次回に」としておりました。

数少ないわたしのブログの読者の方々、お待たせしました。
本題です。
 
前回のわたしのつたない説明で
「総括原価方式」については だいたいご理解いただけたという前提で話をすすめてまいります。

ご存知の通り「総括原価方式」による算出方法は
 報酬 = 原価 × 約3〜4%
 原価 + 報酬 = 総収益(電気料金) 
でしたが、実際の計算では会社の儲けである「報酬」の計算が違っています。
「約3〜4%」の報酬率はおなじですが、「原価」の部分が違っています。

通常「原価」というと
設備投資による建設費や設備の保守管理費、
石油などの燃料費、従業員給与
広告宣伝費など
電気事業にかかわるすべての費用がそれにあたります。

ところが、電気料金の総括原価方式での報酬の計算は
報酬 = 事業資産(レートベース) × 報酬率 となっており、
原価に替えて事業資産(レートベース)が報酬の基準になっています。

これに基づいてもう一度、電気料金の算出式を簡単に表すと
電気料金 = 原価 + 事業資産(レートベース) × 報酬率(約3〜4%)となり
これを「レートベースに基づく総括原価方式」と呼ぶのだそうです。


 さてここで気になる「レートベース」とは一体なんでしょうか?

以下、経済産業省のウェブサイトから抜粋(一部省略)しました。
レートベース
1.特定固定資産:電気事業固定資産の事業年度における平均帳簿価額を基に算定した額
2.建設中の資産:建設仮勘定の事業年度における平均帳簿価額から建設中利子相当額
        及び工事費負担金相当額を控除した額に100分の50を乗じて得た額
3.核燃料資産:核燃料の事業年度における平均帳簿価額を基に算定した額
4.特定投資:長期投資の事業年度における平均帳簿価額を基に算定した額
5.運転資本:営業資本及び貯蔵品を基に算定した額
6.繰延償却資産:繰延資産の事業年度における平均帳簿価額を基に算定した額

なのだそうです。 
 
これを簡単に説明するのはなかなか厄介なのですが、
要するに電力会社が所有する資産の価値を具体的に金額で表したもので、
上記項目の総額 がレートベースとなります。

前回の記事でお話しましたようにこの計算方法だと、
資産が大きければ大きいほど報酬も大きくなることになります。
つまり電力会社は規模を拡大すればするほど 会社としても儲けが増えるということです。

もっと詳しくみていくと
事業資産(レートベース)には建設途中の資産も含まれ、保有する核燃料まで含まれます。
さらに驚くべきことに 使用済み核燃料もレートベースに含まれます。

このことから何が言えるかというと

電力会社は資産価値の低い火力発電所を建設保有するよりも
資産価値の高い原子力発電所を建設保有したほうが報酬(儲け)が増えるということで
さらに使用未使用に関わらず核燃料もレートベースに含まれるということは
原子力発電は稼働すればするほど核燃料の保有量が増えますから
またそれにともなって報酬(儲け)も増えることになります。

これについては東京電力のサイト資料が参考になります。
こちらにはっきりと書かれていますから、間違いないでしょう。
>> 東京電力PDFファイル 総原価算定の考え方 他


いかがでしょうか。これが真実です。


さて、わたしの言いたかったことはこれでだいたいはお話できましたが、
今回のタイトルは「 国と電力会社が原発を再稼動させたい本当の理由」でした。

電力会社が原発を再稼働させたい理由はわかりました。
ずばり、儲かるからです。

ではなぜ、はこんなにも原発有利な政策をとっているのか疑問に思われるかもしれません。

このことについてはあくまでも憶測の域を出ませんが、
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教授のお話に耳を疑いました。

小出助教のお話をわたしなりに要約すると

日本は建前上、核兵器を保有することはできないが、
技術的に大差のない原子力発電を維持していくことで
「核」の研究開発を途絶えさせないために
国は原発を推進する方向に電力会社を誘導している。(かもしれない)

もう一度言っておきますが、あくまでも憶測です。
恐ろしいことですが、わたしとしては納得のいく説明です。


これまでにお話した内容について非常にわかりやすい動画があります。
>> 数年前にTV放送された「モーニングバード そもそも総研たまペディア」 
「最初からこの動画だけで十分だろ」と言われそうなくらい必見です。

 
いかがだったでしょうか?
 
来年2016年4月から電力自由化が始まると、
これまで地域独占であった電気事業も自由競争の波にさらされます。
そうなると当然のことながら総括原価方式も意味をなさなくなりそうです。

今後の成り行きを十分注意して見ていきましょう。


<参考記事>
47NEWS「原発の不都合な真実」





にほんブログ村 住まいブログ セルフビルド・ハーフビルドへ
にほんブログ村

わたしたちの電気料金はどうやって決められているのか

みなさんは
ご自宅の電気料金がどのようにして算出されているかご存知ですか?

普通の一般民間企業であれば、商品の値段というのは
需要と供給のバランスからだいたいの料金(市場価格)は決まってくるもので、
企業もできるだけ安く、でも利益を上げなければいけませんから
そのギリギリのところで企業努力の末に商品価格を決定しているのだと思います。

しかしながら、電気料金は違うんです。
電気事業法により「総括原価方式」という聞きなれない計算方式が取られています。
(電気の他に、ガス、水道も同様の方式が取られています。)

「総括原価方式」をごく簡単に説明しますと、
電力会社がわたしたち顧客に対して電気代をいくら請求するかを算出する計算方式で、
発電、送電、電気の販売にかかるすべての費用に会社の儲け(報酬)を足したものが電気料金になります。

かなり大事な部分を省いた説明ですが、
まずこのことから分かるのは、かかった費用に儲けを上乗せして電気料金は決められているので
電力会社は絶対に損をしないということ。

電気は生活に欠かせないライフラインですから、安定的な供給が求められます。
そのために総括原価方式によって利益が確保され守られているということですが、
ここまではまあなんとか納得するところではあります。


ここからちょっと厄介な説明に入ります。
わかりにくかったら、ごめんなさい。

会社の儲けの部分<報酬>について
通常「総括原価方式」での報酬はかかった費用にだいたい3〜4%をかけて算出されます。

報酬 = 原価 × 3〜4%
電気料金 = 原価 + 報酬
こういう計算式になります。
これだけでも「?」と思いませんか。

気づきましたか?
電気事業にかかった費用<原価>が大きければ大きいほど、会社の儲け<報酬>も大きくなります。
もちろんそれに合わせて電気料金も高くなります。

一般企業であれば売上に対して費用をできるだけ削減して収益を増やそうと努力します。
ですが、「総括原価方式」に守られた企業は全く逆で
費用をかければかけるほど利益も増える仕組みです。
これではコストの削減、経営の合理化など資本主義経済においての健全な企業努力がなされるはずがありません。


例えば、発電施設のメンテナンス工事を何社かに工事費用の見積もりを出させたとします。
A社は100万円
B社は150万円
C社は200万円
工事の品質はすべて同じだとすると、普通に考えれば当然A社が選ばれます。
ですが、電力会社からするとC社を選んだ方が費用がたくさんかかって、儲かります。
さてどこが選ばれるでしょうか?

これはすべてわたしの想像ですので、こういうことがあるかどうかわかりません。
でも、ありそうですよね。

電力会社の社員は給料がいいとよく噂に聞きます。
そりゃそうでしょう。従業員給与も費用ですから費用が増えると会社が儲かる。

前回の記事で書いた「はじめる部」のCMも広告宣伝費という費用です。
大物俳優を起用して費用が増せば、会社が儲かるということです。



「総括原価方式」についてここまで説明しておいてなんですが、
実は電気料金の「総括原価方式」は今ご説明した計算式ではないのです。

これが実に奇妙な方式で、
これを説明するとなるとそろそろわたしの時間と気力が足りなくなってきましたので
続きはまた次回ということでよろしくお願します。




自分で家を建てるためのブログのつもりが、近頃脱線してますね。(反省)




にほんブログ村 住まいブログ セルフビルド・ハーフビルドへ
にほんブログ村
楽天市場
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ