<まえがき>
最初にお断りしておきます。
わたしは既存の電力会社に対して非常に批判的です。
以下の記述も必然的にそういう視点からの内容になります。
電力会社にお勤めの方、関連会社の方々には不快に感じられることも多々あることと思われます。
申し訳ありません。最初にお詫びしておきます。
<本題>
数ヶ月くらい前からでしょうか。
わたしの住む地域を管轄する電力会社、中部電力がやたらと「カテエネ」と「はじめる部」とやらを宣伝しています。
チラシから始まり、今は毎日数回テレビCMを見かけるようになりました。
そのCMを観るたびに、わたしは あの時 を思い出して眉をひそめずにはいられないのです。
カテエネとは
「中部電力が運営する家庭向けWEB会員サービス」(「カテエネ」サイトより引用)です。
WEB会員登録してアンケートに答えたりするとポイントがたまって商品やギフトカードに交換できるというよくあるポイントサイトと同じようなサービスです。
ひとつ違うことと言えば、
「お客様のライフスタイルにあわせた省エネアドバイス」(「カテエネ」サイトより引用)をしてくれるという点でしょうか。
この中部電力の最近のCMが「はじめる部」と題して
なにか新しいことをはじめるんだという意気込みを示しているようです。
メインのキャストに某大物俳優が出演されています。
ところで来年2016年の4月から「電力自由化」が始まることをご存知でしょうか?
電力の小売りが全面自由化され、消費者はどの電力会社から電気を購入するか選べるようになります。
既存の地域独占型の電力会社以外にさまざまな分野から企業の参入がすでに予定されています。
「電力自由化」についての詳しい内容はご自分で調べていただくとして、
なぜ今、地域独占型電力会社が宣伝活動に躍起になっているのか。
原子力発電からの電力は買いたくない人
原子力発電所を所有する電力会社からは買いたくない人
自然エネルギーを主体とした電力を買いたい人
少なからず、こういう人たちは存在します。
現にわたしもそういう人です。
このことを「電力自由化」に照らし合わせて考えてみると、
現在の電力会社の宣伝活動は
顧客離れを未然に防ぐための「囲い込み」にしか見えません。
「カテエネ」サービスで消費者はどれだけ有益な情報を得られるのか疑問です。
そもそも毎月の電力使用状況から最適な契約プランがわかるのなら、
もっと早く教えてもらえれば、無駄な電気代を払わなくてすんだのにと思えてしまいます。
今さら・・・・・です。
公共性が高いとはいえ電力会社も一民間企業ですから
収益を追求するために宣伝、営業活動をするのも当然かと思いますが、
今のこの流れからの「囲い込み」のような活動には
なにか「あざとさ」のようなものが見え隠れして、嫌悪感すら感じます。
<本題>の冒頭で「あの時」を強調しておきました。
「あの時」とは2011年3月11日の数日前までのことです。
「原子力発電は安全でクリーンなエネルギーです」的なテレビCMが頻繁に流れていました。
当時は各地の電力会社がこぞって大物タレント、評論家などをCMに起用して原発の安全安心を宣伝していました。
その後どうなったかは、言うまでもありません。
この原発推進CMに出演していた方々が震災後1年くらい
テレビから姿を消していたのをご存知でしょうか。(ネットでかなり叩かれていました)
彼ら彼女らの名前は出しませんが、現在はテレビ等マスメディア全般でご活躍されています。
今はあの時とは全く状況は違いますが、
わたしには「あの時」が思い出されてなりません。
さて新築のわが家はどこから電気を買いましょうか。
あなたの地域ではどうですか?
<追記>
話が長くなってしまったので、この続きは後編としてもう少し違った視点から次回お話ししたいと思います。
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最初にお断りしておきます。
わたしは既存の電力会社に対して非常に批判的です。
以下の記述も必然的にそういう視点からの内容になります。
電力会社にお勤めの方、関連会社の方々には不快に感じられることも多々あることと思われます。
申し訳ありません。最初にお詫びしておきます。
<本題>
数ヶ月くらい前からでしょうか。
わたしの住む地域を管轄する電力会社、中部電力がやたらと「カテエネ」と「はじめる部」とやらを宣伝しています。
チラシから始まり、今は毎日数回テレビCMを見かけるようになりました。
そのCMを観るたびに、わたしは あの時 を思い出して眉をひそめずにはいられないのです。
カテエネとは
「中部電力が運営する家庭向けWEB会員サービス」(「カテエネ」サイトより引用)です。
WEB会員登録してアンケートに答えたりするとポイントがたまって商品やギフトカードに交換できるというよくあるポイントサイトと同じようなサービスです。
ひとつ違うことと言えば、
「お客様のライフスタイルにあわせた省エネアドバイス」(「カテエネ」サイトより引用)をしてくれるという点でしょうか。
この中部電力の最近のCMが「はじめる部」と題して
なにか新しいことをはじめるんだという意気込みを示しているようです。
メインのキャストに某大物俳優が出演されています。
ところで来年2016年の4月から「電力自由化」が始まることをご存知でしょうか?
電力の小売りが全面自由化され、消費者はどの電力会社から電気を購入するか選べるようになります。
既存の地域独占型の電力会社以外にさまざまな分野から企業の参入がすでに予定されています。
「電力自由化」についての詳しい内容はご自分で調べていただくとして、
なぜ今、地域独占型電力会社が宣伝活動に躍起になっているのか。
原子力発電からの電力は買いたくない人
原子力発電所を所有する電力会社からは買いたくない人
自然エネルギーを主体とした電力を買いたい人
少なからず、こういう人たちは存在します。
現にわたしもそういう人です。
このことを「電力自由化」に照らし合わせて考えてみると、
現在の電力会社の宣伝活動は
顧客離れを未然に防ぐための「囲い込み」にしか見えません。
「カテエネ」サービスで消費者はどれだけ有益な情報を得られるのか疑問です。
そもそも毎月の電力使用状況から最適な契約プランがわかるのなら、
もっと早く教えてもらえれば、無駄な電気代を払わなくてすんだのにと思えてしまいます。
今さら・・・・・です。
公共性が高いとはいえ電力会社も一民間企業ですから
収益を追求するために宣伝、営業活動をするのも当然かと思いますが、
今のこの流れからの「囲い込み」のような活動には
なにか「あざとさ」のようなものが見え隠れして、嫌悪感すら感じます。
<本題>の冒頭で「あの時」を強調しておきました。
「あの時」とは2011年3月11日の数日前までのことです。
「原子力発電は安全でクリーンなエネルギーです」的なテレビCMが頻繁に流れていました。
当時は各地の電力会社がこぞって大物タレント、評論家などをCMに起用して原発の安全安心を宣伝していました。
その後どうなったかは、言うまでもありません。
この原発推進CMに出演していた方々が震災後1年くらい
テレビから姿を消していたのをご存知でしょうか。(ネットでかなり叩かれていました)
彼ら彼女らの名前は出しませんが、現在はテレビ等マスメディア全般でご活躍されています。
今はあの時とは全く状況は違いますが、
わたしには「あの時」が思い出されてなりません。
さて新築のわが家はどこから電気を買いましょうか。
あなたの地域ではどうですか?
<追記>
話が長くなってしまったので、この続きは後編としてもう少し違った視点から次回お話ししたいと思います。
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