自分でわが家を作るということ

                      Self-build(セルフビルド)というもうひとつの選択                      目指すは自然素材で作る天然住宅

2017年03月

ダンプとかバックホーとか

話が前後してしまいましたが、

家の解体にはやっぱり重機があると便利ですね。

最終的に地面に食い込んでいたコンクリートを掘り起こすのにバックホーを借りました。 
よくユンボと呼ばれている掘削用機械です。 

DSCN1142


材木屋(建築屋)さんのはからいで無料で貸していただき、

コンクリートガラの運搬のため2tダンプもついでにお借りできました。 

DSCN1156


ちょっと異例なことかもしれませんが、地元の建築屋さんだとこんな融通が利くこともあります。 

助かってます。

 

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建物滅失登記、厄介なのは。。。

ずいぶん前から「出す出す」言いながら引き伸ばし続けていた建物滅失登記。
今月初めにやっと提出できました。

去年の暮れに家の解体の進行状態からあとは基礎だけだったので
そろそろ登記してもいいだろうと思い1度法務局へ行ってきたのですが、
あえなく撃沈!!

書類の不備(2つ)で再提出となり現在に至ります。

私のように自分の所有する家を自分で解体した場合に必要な書類

 登記申請書
 建物滅失証明書
 印鑑証明書
 戸籍謄本
 住民票
 地図

最終的に提出したのは以上になります。

たくさんのサイトで建物滅失登記の方法が書かれていますので
いろいろ参考にしながら書類を用意しました。
私の場合、家の所有者だった父親が亡くなり相続しておりましたので、
登記申請書の申請人の下に被相続人として亡くなった父の名前を書く必要がありました。
この点が一つ不備だったところです。
もう一つは住民票。
私が参考にしたサイトには書かれてなかったので用意しておりませんでした。
結果的に住民票がなぜ必要だったのかよくわかりません。

登記申請書には「家屋番号」や「地番」など普段聞き慣れない用語が出てきます。
これを記入するために事前に「登記事項証明書」を取っておくと
そこに書かれている内容を書き写すだけで簡単に記入できます。

登記事項証明書は管轄の法務局で簡単に取得できます。(有料)

自分で解体した場合、
建物滅失証明書の所有者の欄と取り壊した業者(自分)が同じ名前になりますが、特に問題ありません。


ざっと簡単に説明しましたが、これは相続した家を自分で解体した場合の申請方法です。
またお住まいの地区によっては提出書類に違いがあるようですので事前に調べておくか、
とりあえずダメ元で法務局に提出してみることです。
どこか不備な点があれば、私のように再提出になるだけです。

今回、書類を作成するにあたって一番参考になったのが以下のサイト
自分で登記をする会」です。
よかったら参考にしてみてください。
ついでに本も出てます。

法務局の公式ウェブサイトの「不動産登記の申請様式について」のページに
建物滅失登記申請書が
一太郎 Word PDF の3様式で雛形が用意されてますのでダウンロードして使えます。 
記載例もありますのでこれを参考にすればそれほど難しいものではありません。
これで登記申請書と建物滅失証明書が作成できます。 
 
以上のように必要書類を用意すること自体はさほど難しいことではありません。


どこかからお叱りを受けることを覚悟の上で言わせてもらえれば

一番厄介なのは「法務局の役人」です。

法務局など一般の人はそう何度も訪れるところではありません。
私も今回が2度目ですが、
数年前に違う要件で行った時は何がなんだかわけがわからず逃げ帰ってきましたから、
ほとんど初めてのようなものです。

今回は書類を提出するだけだと思い受付らしきところに人を呼んで書類を出そうとすると
「一度相談してください。」と言われ、奥のカウンターへ。
そこに現れた相談担当者が、、、非常に、、感じ悪い。
普段、司法書士や不動産屋などの専門家を相手にしているせいか、素人に対しては基本「上から目線」の偉そうな態度でした。
結局、私の書類の不備で再提出となったわけですが、それにしても言い方がね。ひどい。

私の出会い運が悪いのか?

これから自分で登記を申請しようと思っている方がおられましたら、
「法務局の役人」にはお気をつけください。
 

給排水設備工事費用を安くする正当な方法

給排水工事の見積もり額は前回記事で書いたようなエピソードを繰り返し
以下のように推移しました。

1回目 約84万円
2回目 約64万円
3回目 約70万円 決定

安くなった理由
その1
まず、必要のない外部水栓を削除
もともと家があったすぐ横の車庫を改築して仮住まいとしておりますので
上水道は解体した家への配管を途中で切ってそこから分岐させて使っているわけで、
外部の水栓は撤去せずそのまま残して使っています。
すでにあるのにさらに増やす意味がないし、
そもそも外部水栓は最初からお願いしてなかったのに見積もりに入ってました。
これで外部水栓の器具と配管等の費用がなくなりました。

その2
既設のものを使う
今回の見積もりで意外だったのが、
給水工事より排水工事のが3倍ほど高いということです。
排水に使う塩ビ管などは安いものなのに、その設置費用で高くなるようです。
さらに雨水の排水も工事に含まれますからメーター数も多くなって見積もり額に加算されます。
私の家の場合、もともとあった家の雨水配管が当然埋設されていまして撤去しておりませんのでそのまま使えます。
雨水配管を新しく入れ替えようと思うと長い距離を掘削して石垣崩して積み直して、、と大変な工事となります。
設備屋さんはそこのところを全く把握してないようでした。
家の角4ヶ所の雨水排水の方法を実際に現場で確認、
既設の排水管を使うということで配管のメーター数が激減しました。

上記のように設備屋さんは見積もりの際に現場をしっかりと確認しておりません。
よって出される見積もりは実際に工事が始まってから出てくるかもしれない問題の対策費的に高く見積もられているように感じます。
また見積もり依頼をする際に当然建築図面を渡すわけですが、
家の間取りや大きさは確認できても家の敷地全体の大きさや道路の側溝までの距離などは建築図面では確認できません。
このあたりはかなり大雑把にそして長めに配管メーター数を計上しているようです。

このように、給排水設備工事の見積もりは

かもしれない見積もり」になっているように思います。

こうなるかもしれないから、これも見積もりに含めて、
ああなるかもしれないから、あれも見積もりに含めて、
そうなるかもしれないから、それも、、、、、、って

まあそうは言っても
電気やガスと違って水道管接続しても水道料金は自治体に入ってしまいますからね。
工事が終われば工事代金回収してそれで終わり、
工事単価を上げたくなる気持ちもわからなくもない。



以上のことから私がお勧めする給排水設備工事費を安くする正当な方法は

(1)工事別、部材別に個々の単価がわかる詳細な見積もりを取る。
(2)ひとつの業者から高い見積もりと安い見積もりの2通りの見積もりを取る。
(3)設備屋の担当者に工事現場を詳細に確認させる。

(1)と(2)については複数の業者から相見積もりが取れれば一番いいのですが、
以前の記事「給排水設備工事は割高な気がするのだが」で書いたように
相見積もりを嫌がる業者もいますからそんな場合にはこの方法で十分です。
金額の高いのと安いので1項目づつしっかりと見比べてみると必要なものと必要でないもの、
余分に付け加えられているもの、などが見えてきます。
理解できない専門用語については直接設備屋さんに聞いてみるのが一番です。
「これなんですか?」と尋ねて、言いにくそうにしていたらそれは必要ないものかもしれません。

(3)については前提条件として施主本人が自分の土地の状況とこれから建てる家の間取りや構造をしっかり把握しておくことが重要です。できれば配管の経路や接続方法など「こうしてほしい」という要望をしっかり持っておいた方がいいでしょう。
要望しなければ、そこまでしなくてもいいだろうというくらい十分すぎる設備になる可能性があります。
配管のメーター数は実際に現場で測ればいいだけです。見積もりよりも必ず短くなります。


方法論はだいたいこんなところです。
ご理解いただけたでしょうか?
参考にしていただける方がいましたら幸いです。



<追記>
今回記事においての見解は私個人の印象にすぎません。
日本の給排水設備工事業者すべてがこのようなものではないと思います。
真摯に誠実に取り組んでおられる工事業者の方々もきっとおられます。
この記事を読んで気分を害された方がおられましたら、心よりお詫びいたします。
申し訳ありません。

 

給排水設備工事の見積もりに翻弄される

前回記事で書きましたように、
給排水設備の工事費用は割高な気がしておりまして 
あの後「もうすこし安くできませんか?」と設備屋さんにお願いして見積もりを出し直してもらいました。
「どのくらい安く?」と聞かれたので「20万円」と。
正直20万円は吹っかけすぎたかな?とは思いましたが、当初の予想がそのくらいだったのでそのまま伝えました。

結果

なんと

20万円安い見積もりが来ました。
給水工法と一部の部材を変更したとのことでした。

できるんかい! と思ったのもつかの間、見積もり書の詳細をよく確認したところ
なんとも言われぬ、、、、違和感

最初にもらった高い金額の方の見積もりとひとつひとつ照らし合わせてみると
個々の単価は安くなってはいるもののメーター数が増えていたり
安くなっている感じがしない    

なぜ????      。。。。。トイレがない

安い見積もりの方にはトイレの便器便座一式が抜け落ちてました。
そりゃ〜安くなりますよね。
トイレがなくなってるんだから。

どうも意図的にやったわけではなさそうなのですが、
あまりに杜撰というか、おっちょこちょいにもほどがある!
消費税が5%で計上されていたのにはもう笑うしかありませんでした。

会社名は出しませんが、市内の設備屋としてはかなり大手です。

時期的にもう他を探す猶予はなかったので
とことんこの設備屋と付き合うと覚悟を決めてもう一度見積もりの見直しをお願いしました。

設備屋の担当者は電話だけで話を済ませようとしましたが
現場をよく見て欲しかったので来てもらうことにしました。

1回目と2回目の見積もり書を比較して
最新の工法と部材からランクを落としても見積もり価格に大きな違いがないのであれば
1回目の高い方の見積もりの方がいいに決まっているわけで、
ですから、1回目の高い方の見積もり書をもとにして再度現場で状況を確認して見積もりのやり直しをお願いすることになりました。

結果出てきた見積もりが
なんと!2回目の安い方の見積もり書をもとに算出されているではありませんか。

。。。。また、、、やり直し と ほ ほ

しかも

。。。。1回目の見積もり書がないのでコピーさせて欲しい(設備屋担当者談)
もう面倒なので私が自分でコピーして会社まで持って行きました。


ここまでくると
。。。。自分で見積もり書いた方が早いんじゃないかと思い始めました。




いったい。。。。。俺は何やってんだ?



と、いろいろ紆余曲折ありながらも


結果、やっと納得のいく見積もりが出ました。

そして、今回学んだことは多い。  次回記事で。


 

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