自分でわが家を作るということ

                      Self-build(セルフビルド)というもうひとつの選択                      目指すは自然素材で作る天然住宅

2018年01月

なぜ日本の住宅の外壁はサイディングばかりなのか 前編

住宅建築においてサイディングとは外壁に使われる板状の建築材料のことを指します。
元は英語の siding 「下見板」から来ているようですね。 
日本でも下見張り (鎧張り)という工法は昔からありますので興味のある方は調べてみてください。

現在日本のサイディングは大きく分けて4つの種類があります。
1、窯業系
2、金属系
3、木質系
4、樹脂系

この中で広く一般的に使われているのが窯業系サイディングです。
ハウスメーカーが作る家の外壁はほとんどがこの窯業系サイディングと言ってもいいかもしれません。
窯業というくらいですから焼き固めて造られた材料だと思われますが、
サイディングメーカーのウェブサイトによるとセメント質と繊維質を主原料にして成形した 板状のものだと書かれています。
「主原料にして、、、」ということは何かわけの分からない他の物質も混ざっていそうな感じです。
見た感じでもコンクリートでもなくタイルでもなくレンガでもなく、
何とも言い表しがたい不思議な素材だということがわかります。 
サイディング材料がそもそもどんな物質でできているのかについては、いろいろ調べてみても詳しい成分表示までされているものは見つかりません。
ですので、この話はとりあえず置いといて次に進めます。 

窯業系サイディングにはこんないいことがあります。
1、燃えない、または燃えにくい
2、耐候性が高い
3、製品が均一
4、施工性がよい
などです。
このように完璧な材料です。
一見、非の打ち所がないように見えますね。

(4番目の施工性について、余談ですが、
施工性が良いことで作業が短時間で済みますから、その分工事費を安くしてもらえれば別ですが、 
そうでなければこれは施主としては何も関係ない項目です。
施工性が良いことは施工業者にとってのメリットです。
仕事が早く進むことは直接業者の収益につながりますからね。)


サイディングは板状の材料を何枚も突き合わせて壁にしていくわけですから必ず継ぎ目ができます。
この継ぎ目からの雨水の浸入を防ぐためにシーリング(コーキング)処理がされるわけですが、
このシーリング材の寿命がだいたい7〜10年と言われています。
また、窯業系サイディングの主原料の一つがセメント質ですので当然水を吸い込みます。
そのため材料の表面には防水のための塗装がされています。
この塗装の寿命が7〜8年と言われていますので、定期的に塗り替え工事が必要になります。

このように完璧に見える窯業系サイディングですが、その性能を維持するには定期的なメンテナンスが必要になります。

どんな物質でもいつかは必ず劣化しますから、定期的なメンテナンスは仕方ないとして、
それよりもこういう成分の不明な材料を処分することになった時にどうやって捨てたらいいんだろうと考えてしまいます。
燃えない、腐らない、分別できない、土に還らない。。。

。。。。埋め立てるしかない

こういうものは私は使いたくない。


というわけでタイトルの「なぜ、、」の答えまでたどりつけないまま
次回へつづく


 

庇屋根の上に足場を建てる

以前に一度だけ屋根の上に足場を組んだことがあったので、
まあ、やれるだろうと軽い気持ちでいましたが、
やってみるとやっぱり緊張感ありますね。

新品の瓦を傷つけたくないし汚したくないですから、慎重になるのも当然。
余っていた床用のシートを使い保護してみました。



瓦の上に直接立って手の届くところには足場を作りませんでしたが、
作業してみるとやはり水平な足場があったほうがいいですね。
直接瓦の上を歩くと汚れますし、破損の恐れもありますから。

屋根上での足場は瓦に直接接するものに何を使うかが最も重要に思います。 
いろいろやってみた結果、
道板の下に断熱材のスタイロフォームを貼り付けたものが一番安定感がありました。
屋根の傾斜に合わせて板に貼るスタイロフォームの厚みを左右で変えれば水平も出せます。
瓦も傷つかないし、ほぼ滑りません。


仮設足場を組み上げる

わが家の外壁他、外部作業のため足場を組むことにしました。
足場資材について通常は建設機械レンタルのお店で借りていましたが、
今回はいつもお世話になっている材木屋さんのご好意で無料で貸していただけることになりました。
材木屋さんの倉庫の奥に置き去りの使う事のない足場材という事でかなり年季が入っておりまして
ギリギリ使えそうかってところで慎重に組み上げました。
 
建設現場でよく使われている一般的なサイズの足場材は過去に何度か組んだ事があるのですが、
今回使用した住宅建築用足場材は、、、、、規格が違う!

パイプが細い。
枠が微妙に低いような。
筋交いが片側だけ。
足場板が、、、重い。。。。などなど。

いろいろ違いはあれど
基本的な構造は同じなので 特に問題なく組み上げる事が出来ました。

ちなみに
門型の縦枠と筋交い、足場板を組み合わせて立ち上げていく足場をビティ(ビデ)足場と言います。
最近では石頭ハンマー1本で組めるピケ(楔緊結)足場が主流になりつつありますね。

足場を組むときに1番注意するのは1段目の水平
1段目の水平が出てないと2段目、3段目と高くなるにつれ傾いていってしまいます。
1段目の水平がしっかり出ていれば後は自然に真っ直ぐ立ち上がっていきます。
水平を測るのは水平器で十分。
レーザーレベルやオートレベルなどの高価な機材は必要ありません。

今回使った主な道具と資材はこちら ↓ ↓ ↓

しの付ラチェット     クリッパー       水平器      ノーリツばんせん

   

この住宅建築用の足場材で最も厄介だったのが、クランプが使えないことでした。
単菅パイプを組み合わせるための通常のクランプのサイズが合わないため使うことができず、
仕方なくばんせんで縛ることになりました。 




キシラデコール

2017年の9月10月は例年に比べて非常に雨の多い月となりました。
しかも10月に台風が上陸するという異常事態も。
せっかくの綺麗な木材が雨でシミになりそうで、、、、
結構あわてて塗装にかかりました。

わが家は構造上長い軒を支える柱が何本も外部に露出しています。 
直接雨や紫外線の影響を受けるので 浸透型の木材保護塗料を塗ることにしました。

で選んだのが、これ
キシラデコール フォレステージ



キシラデコールはたぶん世界で一番普及している浸透型の木材保護塗料だと思います。
浸透型の塗料は塗膜を作らないので木材の呼吸を妨げません。
ペンキを木材に塗ると数年でひび割れてしまいますが、
浸透型塗料の場合はその心配はありません。 
そのほか防腐防カビ性能についてはかなり信頼度の高い塗料だと思います。

ただちょっと塗り方にコツがいるようです。
濃色系のものだとムラになりやすいので塗った直後にウエス(布切れ)で拭き取ることを勧める方も多いようです。
私は拭き取ったらもったいないのでいつも塗りっぱなしですけど。
塗りっぱなしだとやっぱりベタベタ感がしばらく続いてしまいますね。 

キシラデコールは油性ですので、有機系溶剤(キシレン)を含んでいます。
だから臭いはややきついです。
ちなみに、キシラデコールの正規輸入販売元である大阪ガスケミカルのウェブサイトのFAQには
一部の製品を除き「キシラデコールはシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを含まない」と書かれています。

キシラデコールの中でも私が購入した「フォレステージ」シリーズは乾燥が速く臭いは少ないという特徴を持ってます。
その代わりに本家「キシラデコール」よりもやや高い価格設定になっています。
「ひのき」色はこの「フォレステージ」シリーズにしかないので割高でもこれにするしかありませんでした。
私的には速乾低臭でなくてもいいんですけどね。

キシラデコールは2回塗りを基本としていますが、樹種によっては綺麗に色がのらないことがあります。
そういう場合は「カラレス」(無色)という下塗剤を先に塗っておくと発色がよくムラになりにくいようです。
またカラレスが塗ってある面は塗料の伸びが良いので無駄に材料を消費することもなく経済的だと思います。
狭い面積を塗装するのであれば、通常のキシラデコールを2度塗りで十分ですが、
広い面積を塗装するならやっぱり「カラレス」で下塗りはオススメです。


 「ひのき」色はこんな色になりました。




 

外壁の下地板を斜めに貼ってみた

外壁の最終的な仕上げは漆喰系の材料での塗り壁になるのですが、
そのための下地を作っていかなければなりません。

その第一段階として野地板と呼ばれる板を貼っていきます。
12mm厚で幅は105mmと135mm、長さが1820mmの杉材を使用しました。
一坪分が1束になっていて2000円くらい。

通常、壁の下地板は横方向に水平に貼っていくものですが、
「斜めに貼ったほうが家の強度は上がるんじゃないか?」と思い
せっかくなのでやってみることにしました。
こういうことも自分で自分の家を作っているからできることですね。



斜めに板を貼っていくと角を斜めにカットしなければならないため
どうしても端材が余計に出てしまいます。
できるだけ材料を無駄にしないようにと
最初は柱と柱の間で野地板の長さをいっぱいに使っていましたが、
こうすると角をカットする角度が場所によって変わってしまって
その都度角度を合わせる手間が余計にかかってしまいます。
それがわかってからは斜めカットの角度は全て45度に統一しました。
この方が断然効率が良かったです。
端材も出ますが、細かな部分に使うことでできるだけ無駄なく使うようにしました。

板を貼っていく上でちょっと気をつけてみようと思ったことがあります。
それが木の「裏表」と「末元」です。
「木は山で立っていた時と同じ状態で使う方がいい」と言われています。
そのためには木材の裏表と末元を判別する必要があります。

木材の裏表を大工さんは「木裏」「木表」と呼んでいます。
木の外側(皮)に近い方が表、中心に近い方が裏になります。
板の裏表は小口の年輪を見れば簡単に判別できますので特に問題ありません。

それに対して材木の「末元」を見分けるのが結構難しいのです。
樹木として立っていた時の上の方が「末口」で根っこの方が「元口」と言います。
元の方が赤みが多く末にいくほど白くなるとか
板面の木目が山の形になっていれば尖っている方が末だとか。
枝は木の上の方にあるから節が少ない方が元だとか。
大工さんに聞いてみたところ一番簡単なのが節を見ることだそうです。
節にも年輪がありますからその中心が円周に寄っている方が「末口」、
年輪が広がっている方が「元口」。
私の使っている材料はほとんど節ありなので問題ないですが、
節なしの良い材料だとこの方法は使えません。
中にはどうしても末元の判別のつかないものも出てきますね。
そういう時は、、、諦めました。
そもそも壁の下地板でそこまでこだわる必要もないように思いますが、
勉強のためちょっと気にしながらの作業でした。

今回この作業ではエアコンプレッサーによる釘打ち機を使いました。
非常に便利です。
これがなかったら、、、、どれだけ時間がかかっていたことか。。。
釘打ち機用の釘は細い針金で連結されていて打ち込むたびにその連結が切れていくので、
その切れた針金部分がちょうど釣り針の返しのような状態になって打ち込んだ後抜けにくくなるようです。
杉板のような釘の効きにくい材料にはちょうどいいですね。

 
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