住宅建築においてサイディングとは外壁に使われる板状の建築材料のことを指します。
元は英語の siding 「下見板」から来ているようですね。
日本でも下見張り (鎧張り)という工法は昔からありますので興味のある方は調べてみてください。
現在日本のサイディングは大きく分けて4つの種類があります。
1、窯業系
2、金属系
3、木質系
4、樹脂系
この中で広く一般的に使われているのが窯業系サイディングです。
ハウスメーカーが作る家の外壁はほとんどがこの窯業系サイディングと言ってもいいかもしれません。
窯業というくらいですから焼き固めて造られた材料だと思われますが、
サイディングメーカーのウェブサイトによるとセメント質と繊維質を主原料にして成形した 板状のものだと書かれています。
「主原料にして、、、」ということは何かわけの分からない他の物質も混ざっていそうな感じです。
見た感じでもコンクリートでもなくタイルでもなくレンガでもなく、
何とも言い表しがたい不思議な素材だということがわかります。
サイディング材料がそもそもどんな物質でできているのかについては、いろいろ調べてみても詳しい成分表示までされているものは見つかりません。
ですので、この話はとりあえず置いといて次に進めます。
窯業系サイディングにはこんないいことがあります。
1、燃えない、または燃えにくい
2、耐候性が高い
3、製品が均一
4、施工性がよい
などです。
このように完璧な材料です。
一見、非の打ち所がないように見えますね。
(4番目の施工性について、余談ですが、
施工性が良いことで作業が短時間で済みますから、その分工事費を安くしてもらえれば別ですが、
そうでなければこれは施主としては何も関係ない項目です。
施工性が良いことは施工業者にとってのメリットです。
仕事が早く進むことは直接業者の収益につながりますからね。)
サイディングは板状の材料を何枚も突き合わせて壁にしていくわけですから必ず継ぎ目ができます。
この継ぎ目からの雨水の浸入を防ぐためにシーリング(コーキング)処理がされるわけですが、
このシーリング材の寿命がだいたい7〜10年と言われています。
また、窯業系サイディングの主原料の一つがセメント質ですので当然水を吸い込みます。
そのため材料の表面には防水のための塗装がされています。
この塗装の寿命が7〜8年と言われていますので、定期的に塗り替え工事が必要になります。
このように完璧に見える窯業系サイディングですが、その性能を維持するには定期的なメンテナンスが必要になります。
どんな物質でもいつかは必ず劣化しますから、定期的なメンテナンスは仕方ないとして、
それよりもこういう成分の不明な材料を処分することになった時にどうやって捨てたらいいんだろうと考えてしまいます。
燃えない、腐らない、分別できない、土に還らない。。。
。。。。埋め立てるしかない
こういうものは私は使いたくない。
というわけでタイトルの「なぜ、、」の答えまでたどりつけないまま
次回へつづく
元は英語の siding 「下見板」から来ているようですね。
日本でも下見張り (鎧張り)という工法は昔からありますので興味のある方は調べてみてください。
現在日本のサイディングは大きく分けて4つの種類があります。
1、窯業系
2、金属系
3、木質系
4、樹脂系
この中で広く一般的に使われているのが窯業系サイディングです。
ハウスメーカーが作る家の外壁はほとんどがこの窯業系サイディングと言ってもいいかもしれません。
窯業というくらいですから焼き固めて造られた材料だと思われますが、
サイディングメーカーのウェブサイトによるとセメント質と繊維質を主原料にして成形した 板状のものだと書かれています。
「主原料にして、、、」ということは何かわけの分からない他の物質も混ざっていそうな感じです。
見た感じでもコンクリートでもなくタイルでもなくレンガでもなく、
何とも言い表しがたい不思議な素材だということがわかります。
サイディング材料がそもそもどんな物質でできているのかについては、いろいろ調べてみても詳しい成分表示までされているものは見つかりません。
ですので、この話はとりあえず置いといて次に進めます。
窯業系サイディングにはこんないいことがあります。
1、燃えない、または燃えにくい
2、耐候性が高い
3、製品が均一
4、施工性がよい
などです。
このように完璧な材料です。
一見、非の打ち所がないように見えますね。
(4番目の施工性について、余談ですが、
施工性が良いことで作業が短時間で済みますから、その分工事費を安くしてもらえれば別ですが、
そうでなければこれは施主としては何も関係ない項目です。
施工性が良いことは施工業者にとってのメリットです。
仕事が早く進むことは直接業者の収益につながりますからね。)
サイディングは板状の材料を何枚も突き合わせて壁にしていくわけですから必ず継ぎ目ができます。
この継ぎ目からの雨水の浸入を防ぐためにシーリング(コーキング)処理がされるわけですが、
このシーリング材の寿命がだいたい7〜10年と言われています。
また、窯業系サイディングの主原料の一つがセメント質ですので当然水を吸い込みます。
そのため材料の表面には防水のための塗装がされています。
この塗装の寿命が7〜8年と言われていますので、定期的に塗り替え工事が必要になります。
このように完璧に見える窯業系サイディングですが、その性能を維持するには定期的なメンテナンスが必要になります。
どんな物質でもいつかは必ず劣化しますから、定期的なメンテナンスは仕方ないとして、
それよりもこういう成分の不明な材料を処分することになった時にどうやって捨てたらいいんだろうと考えてしまいます。
燃えない、腐らない、分別できない、土に還らない。。。
。。。。埋め立てるしかない
こういうものは私は使いたくない。
というわけでタイトルの「なぜ、、」の答えまでたどりつけないまま
次回へつづく