自分でわが家を作るということ

                      Self-build(セルフビルド)というもうひとつの選択                      目指すは自然素材で作る天然住宅

2018年02月

屋根の上に煙突(チムニー)を作る その3

前回のつづき



下地のベニア板の上に屋根工事で余った防水シートを貼り
その上にメタルラスという左官用の金網を貼りました。
防水シートもメタルラスもタッカーで留めることができますが、
下地が板金の部分だけはタッカーの針(ステープル) が刺さりませんので釘止めです。

 メタルラスが貼れたら、次はモルタル塗りです。
念のためモルタルには防水剤を混入させましたが、
ホームセンターで売っている安価な商品ですので どれほどの効果があるかはわかりません。
使わないよりは使ったほうがいいだろうくらいの感覚で使っています。 
あと、ひび割れ防止のためエマルジョン系の混和剤も使っています。
牛乳のような真っ白な液体です。



モルタルの一回目の塗りが終わったら半乾きの状態で表面に傷をつけておきます。
そうすることで二回目のモルタルの付きが良くなります。
結束線を束にしてホウキのように先を切り揃えたものでモルタルの表面を撫でると
楽にムラなく傷をつけることができるのでオススメです。 

さて二回目のモルタル塗りは、色をつけるためにコンクリート用の顔料を混ぜました。
一般的な普通セメント(ポルトランドセメント)を使うとセメントの灰色が強く出てしまうので
硬化後の発色を良くするためにホワイトセメントを使うことにしました。

 

色の調合は実験なしに勘でやってしまって、、、、結果は?

次回で
 

屋根の上に煙突(チムニー)を作る その2

煙突周りの下地となる板金とその上に「のし瓦」を置くところまでは屋根屋さんにやってもらいまして
そのあとの工程は自分でやることにしました。

まずはのし瓦の上に水切りの板金を設置するところから



市販品でぴったり設置できるものはありませんので、
ホームセンターで曲げ加工のない1枚ものの板金を買ってきて自分で加工しました。

板金の端部は必ず「返し」と呼ばれる2〜3mmほどの曲げ加工をしなければいけないのですが、
そんな細かな曲げは素人には無理なので、10mmくらいの返しにしました。

自分的には結構うまくできた気がしてます。
これで雨漏りはしないはず。

もうちょっとつづく
 

屋根の上に煙突(チムニー)を作る その1

わが家の冬の暖房は「薪ストーブ」これだけは譲れない絶対条件です。

そしてストーブに煙突は付き物。

設計段階からストーブの設置位置を決めておかないと煙突を通す位置が決められませんので、
今からちょうど1年ほど前に薪ストーブ屋さんと打ち合わせ、
数ヶ月後に煙突の設置方法などを決めました。 

ネットでいろいろ調べまくったところ
煙突はストーブ本体からまっすぐ立ち上げる方が煙突内にススが溜まりにくく、
シーズンオフの煙突掃除も楽だということなので、
わが家の煙突もまっすぐに立ち上げることにしました。

しかしストーブ本体からまっすぐ立ち上げるということは
屋根に穴を開けるということで、やはり雨漏りは心配なところです。

丸い煙突をパイプのまま屋根を貫通させた方が雨仕舞いは簡単そうですが、
そうすると煙突の固定箇所が少ないため強風などで揺れて
シーリング材の剥がれやひび割れのリスクが高くなるのだそうです。
シールの剥がれや割れは直接雨漏りにつながります。
それに対して屋根の上に四角い箱状のものを設置してそこから煙突を出す方法の方が
煙突の固定箇所が多く安定するのだそうです。

やっぱり安定感があった方がいいし、何より雨漏りは一番の心配事なので迷わず後者に決定です。
屋根の上に四角の煙突が出てると、、ちょっとオシャレかなぁっていうのも有り。

下地となる木枠の設計図は薪ストーブ屋さんが書いてくれました。
木枠の製作と設置は大工さんに、瓦との取り合い部分の板金は屋根屋さんにお願いし、
そのあとを自分でやることにしました。

これが結構たいへんな作業で、、、

つづく


 

なぜ日本の住宅の外壁はサイディングばかりなのか 後編

まだまだ建築途中ではありますが、これまで自宅の建築に携わってきたことで見えてきたこと、わかったことをお話ししようと思います。
あくまでも私見です。間違っていたらごめんなさい。

一般によく知られているハウスメーカーや工務店に住宅の建築を依頼すると大抵の場合、外壁はサイディングになります。 
ハウスメーカー(工務店)指定のサイディングの中から選ぶことになるはずです。
そのほとんど(70%くらい)が窯業系サイディングであることは前回の記事でお話ししました。

サイディング材は施工性が良いという特徴がありますので、
施工業者としてはこの材料を使いたいのは当然のこととして、
それ以外にもハウスメーカーや工務店が窯業系サイディングを勧めたがる理由があります。


それが火災対策です。

家を建てる場合、その家を建てる場所がどういう場所か(防火地域・準防火地域)によって
住宅各所の構造や使用する建材に一定の制限(法規制)がかかってきます。
どんな構造でも良いわけではなく、どんな材料を使っても良いわけではないのです。 

家を建てる場所が市街地の住宅密集地であれば 制限は厳しく、
家と家の間隔が離れた農山村地域であれば制限はゆるくなります。
もうだいたいお分かりかと思いますが、
災害時の被害が大きい地域は制限は厳しく逆は当然ゆるくなるわけです。 
住宅密集地では火事は簡単に隣家に燃え移ります。
それを防ぐために法律で規制がかけられているわけです。

特に隣家への延焼を防ぐために外壁は不燃材料でなければならない場合がほとんどです。
デザイン的に外壁に木材の板を使いたいと思っても市街地であったらほぼ使えません。

私は建築士ではありませんので建築基準法は詳しくありませんが、
自宅の設計をお願いしました建築士さんに何度も相談する中でいろいろできないことが多いことに気づかされました。
そうすると結局、外壁に関して手っ取り早いのは窯業系サイディングになってしまうんですね。
自然素材の素朴な外観にしたいと思ってもほとんどの場合それは使えないのです。 

詳しい内容を省いてかなり簡単にお話ししてしまいましたが、
家を建てる予定の場所がどんな場所(防火地域か準防火地域か)は
自治体ウェブサイトの都市計画情報関連のページに地図で示されている場合が多いですから、
気になる方は一度調べてみてください。 

また建築基準法の規定は複雑で素人にはなかなか理解しがたいものです。
上述しました規制についても様々な条件によって変わります。
例えば、平屋の家だとか、延べ床面積が100平方メートル未満だとか、3階建てだとか。

詳しくは建築士にご相談ください。。。と言うしかない。
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