自分でわが家を作るということ

                      Self-build(セルフビルド)というもうひとつの選択                      目指すは自然素材で作る天然住宅

2018年03月

軒樋の勾配はつけた方がいい?

もうずいぶん前の話になってしまいましたが、
去年の9〜10月は非常に雨の多い季節となりました。

屋根瓦を葺き終わってまもない頃、水に濡らしたくないところがそこかしこに。
大雨が降ると屋根から直接地面に落ちる雨水で泥のしぶきが飛び散って周囲を汚します。
そこらじゅうに水たまりも。

かなり焦って準備して雨樋を取り付けました。



最近では軒樋の勾配(傾斜)をつけずに水平に取り付けることを標準としているハウスメーカーが多いらしいです。
理屈としては完全に水平なら水は溜まらず縦樋から排水されます。
ですが、「完全に水平」はほぼ不可能ですね。
木造住宅であれば木の乾燥収縮などで時間の経過とともに多少動きますので、
軒樋施工時に完全に水平を出していてもそれが永遠に続くとは限りません。
自然災害もありますからね。
また軒下という作業性の悪い場所で完全な水平を出す方法が私のような素人には思いつきません。

そういう意味で雨水は傾斜をつけた樋で流すのが後々のことを考えたら1番良い方法のようです。
わが家の場合は9mほどの長い軒樋のため中央を1番高くして両端に向かって勾配をつけることにしました。
3mで10mm下がる1/300の勾配です。
屋根の先端部分に突き出た垂木の側面に樋を受ける支持金具を取り付けました。
垂木の間隔が30cmなので支持金具は1本おきに60cm間隔で取り付け、結果十分に安定しました。
樋の加工にはちょっとしたコツが必要です。
特に軒樋と縦樋の連結部分の穴あけは色々調べて動画のような方法をとり、うまくできたと思います。

材料について
将来修理が必要になった時に簡単に手に入らないものでは困りますので一番一般的なものにしました。
どこのホームセンターでも売っています。
たいていの場合メーカーはパナソニックかセキスイ(エスロン)が主流だと思いますが、
基本的にサイズは同じなので 2社を混在させて使っても問題ないようです。

樋は外側がプラスチックで、芯材に薄い金属板が使われており非常に丈夫にできています。
昔のプラスチックだけの樋とは全然違いますね。よくできています。
紫外線による劣化を考えると銅やステンレス製のものに魅力を感じていましたが、
とにかく高価で庶民には手が届かないことと、自分では施工が難しそうなので諦めました。

とりあえず軒樋を取り付けて雨垂れはおさまりましたので、
続けて縦樋にいきたいところなのですが、、、

やること多すぎて、縦樋はまだ先になりそうです。


屋根の上に煙突(チムニー)を作る その4

煙突の最終仕上げです。



レンガっぽくしたかったので、目地を入れて漆喰で仕上げました。


イメージでは



こんな感じだったんだけどな〜。。。 
反省点は動画の中で書いてますので、興味のある方はどうかご覧ください。

煙突で試してみた擬似レンガ造りについては外壁でリベンジしたいと思います。 
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