解体工事を進めていく中で同時に行わなければならいのが、建築廃材の処分です。 

わが家の解体工事では産業廃棄物の回収処理業者と事前に打ち合わせしておりまして
その打ち合わせの中で金属くずについては
「わたしが自分で処分します」と言ってあります。

わたしの家は築50年ほどの古い家ですが、
解体していくと意外に金属製品が使われていることに気づきます。

台所周りはステンレス、灯油の給湯器もステンレス。
水道の金属配管やお風呂にはアルミサッシの扉、外部に面したほとんどの窓がアルミサッシ。
電気配線は銅線。

家の外では水切りのトタン板、外壁の一部にはトタンの波板、など。

すべて集めれば結構な量になります。


そして、金属は売れる。


というわけで、解体工事も前半ですが金属くずを集めてみました。
とりあえず、1回目は鉄とステンレスだけで。

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台所のシンクとその上の白いのが給湯器の灯油タンク

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給湯器を横倒ししてます。

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ガスコンロやその他もろもろ、

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 積載850kgのトラックの荷台にこのくらいの量になり、
このまま家から一番近い金属くずの買取業者に持っていきました。

個人でも買い取ってくれるのか事前に電話で確認してみたところ、案外簡単にOKでした。
分別の仕方とか、こんなものは買い取れませんとか言われるのかと思っていたら、
ただ「いいですよ。」とちょっと拍子抜けな感じです。


買取業者に行ったらまず受付で持ち込んだ金属くずを確認してもらい、
奥にある計量器にトラックごと載って重量計測。

最初にステンレスの給湯器だけ下ろして再度計量。

次に台所のシンクなどステンレス製のものを下ろして計量。

あとは全部鉄くずで、3分別での計量でした。


そして1番気になる金額ですが、

総量170kgで4,400円也。

個別の単価をお話ししたいところですが、
買取業者さんに迷惑になるといけないのでそこは伏せておきます。
ちなみに鉄くずの単価はステンレスの10分の1以下でした。

どうでしょうか。
安いのか高いのか検討もつきませんが、
わたし的にはもうちょっと値がつくかと期待しておりましたので、ちょっと残念。

現在は相場が安いのだそうです。
金属くずの買取は相場ですのでまあしょうがないか。


わたしは産業廃棄物の処分についてあまり詳しくはないですが、
解体工事会社に家屋解体一式お願いすると、
金属くずも含め、多分すべて処分費用として請求されるのだと思われます。

だったら自分で処分した方がいいですよね。
お金を払って処分するものが、自分でやったらお金をもらえるのですから。
期待にはやや及ばない金額でもそう考えれば納得です。


ところで
今回同じステンレス製品でも給湯器よりも台所シンクのほうが高い単価がつきました。
給湯器には電気配線や基盤、断熱材などステンレス以外のものが混ざっていましたから、
その分単価が安くなったようです。

買取で金属くずを出すときは、不純物はできるだけ取り除いた方がいい。
まあこれは時間があればの話です。


最後に私のように自分で金属くずの処分をしようとする場合
どうしても運搬のためのトラックが必要になります。
ですが、もしトラックがない、または借りられないという場合には
金属くずも含め産廃の回収を業者にお任せすることとなりますが、
金属くずなど売れるものに関しては回収費用から差し引いてくれる良心的な業者もありますので、
金属くずの買取をしてくれるかどうか事前に調べておくことをお勧めします。

以上、ちょっと得するゴミの出し方でした。

ほんとに「ちょっと」でしたね。




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