まずは下記ウェブサイトをご紹介します。

岡崎シロアリ技研
 
非常に説得力のある内容です。これほどまでにシロアリについて詳しく研究されているサイトを他に知りません。 

木材がその強度を失うほどのダメージを受ける原因には腐朽とシロアリによる食害があります。
特にダメージが大きいのはシロアリです。 

解体した私の家はシロアリによる食害のひどい部分が数多く見られました。
古い家でしたので防虫処理はされていなかったようですから仕方ないのかもしれませんが、
それにしても畳内部のスタイロフォームにまで食害の跡があったり、
湿気の少ない場所の柱に高さ2mくらいまで食害の跡があったりで、
シロアリの生命力に驚かされます。怖いくらいです。

シロアリから家を守るために、一般的には土台から1mくらいの範囲に防虫剤を塗ったり、
場合によっては床下の乾燥状態を保つために木炭などの調湿剤を敷き詰めたりします。

岡崎シロアリ技研の運営者?代表?の方のお話によれば
シロアリによる被害から家を守るためのさまざまな方法は多少の効果はあってもどれも完璧なものはないのだそうです。 
基礎コンクリートの小さな亀裂からシロアリは侵入するし、防虫処理されていても食害にあう可能性は0ではないということです。 

結果的に一番の対策は床下を「点検できること」。

現代では「ベタ基礎と防虫剤で対策してあるから」と安心してか、床下に入りにくい構造の家が多いようです。
しかしながらことシロアリに関しては事前対策よりも事後メンテナンスの方が断然効果的とのことです。
行動範囲の狭いシロアリは一度駆除された場所に他の場所のシロアリが侵入してくることはほとんどなく、点検と駆除を繰り返していくことで徐々にシロアリ被害のない家になっていくのだそうです。


かなり省略して私なりの解釈でお話ししてしまいましたが、もっと詳しく正確に知りたい方は是非「岡崎シロアリ技研」を訪問してみてください。

最後に私が非常に興味深かったのは
こちらのサイト運営者の方がシロアリ駆除をされてきた実際の経験からのお話しです。

土の床下よりもベタ基礎の床下の方が汚い

土中の微生物や菌類の働きで土の上のゴミや虫、小動物の死骸などは自然に分解され土に還るのですが、
コンクリートに覆われて乾燥したベタ基礎の床下は前述のゴミなどが分解されずにたまってしまうのだそうです。
土のが綺麗って目から鱗の納得な事実です。

これまで「大地との絆を失いたくない」というだけでベタ基礎にはしたくないんだと頑なに言ってまいりましたが、説得力のある理由がやっと見つかりちょっと嬉しい感じです。
それにも増して家と虫との共生的な考え方に感服しました。

というわけで私の家は布基礎にします。




にほんブログ村 住まいブログ セルフビルド・ハーフビルドへ
にほんブログ村