自分でわが家を作るということ

                      Self-build(セルフビルド)というもうひとつの選択                      目指すは自然素材で作る天然住宅

計画をたてる

よい家相 その2/玄関

よい家相の家を建てるために1番気をつけたいのが鬼門の方位です。
表鬼門の北東と裏鬼門の南西に向かって45度の範囲を言います。
鬼門以外にも正中線や四隅線という方位で避けたいものもあるのですが、
とりあえず鬼門だけは絶対避けたい間取りを優先的に考えてみました。

まずは玄関から
玄関は絶対に鬼門にあってはいけないものの代表格です。
ではなぜ鬼門にあってはいけないのでしょうか?
風水などでは「悪い気が入ってくるから。」などの表現をされますが、
もっと現実的な解釈をすると、
例えば、玄関が表鬼門の北東にあって扉も北東に向いていたとすると、
年中日陰になって湿気の多い北東からの空気を人の出入りの度に引き入れることになります。
湿度の高いジメジメした空間が健康的によくないことは明白です。
身体によくないことはもちろん、家の構造上重要な木材の腐食、害虫被害の原因にもなります。
また、薄暗い玄関では気分的にもよくないですよね。

次に裏鬼門の南西に玄関があり扉も南西に向いている場合です。
これは現在解体中の我が家がまったくこの状態でした。 
これはお住まいの地方にもよると思いますが、南西に向いている玄関はとにかく夏場暑いです。
夏の14時ころになると直接日光が当たり出して、それは日が沈むまで続きます。
長時間西日を受け続けた玄関からは溜まった熱気が室内に回ってなかなか室温が下がらなくなります。
逆に冬は15時前後に日差しは室内まで差し込んで、確かに暖かいのですが、
日本の気候上、昔から夏の暑さを凌ぐ家の構造の方が優先されてきました。
わたしも冬の寒さよりも夏の暑さの方が辛いですから、夏のきびしい日差しは避けたいものです。

ではどの方位に玄関があればいいのか。
原則的に東〜南東〜南までの範囲にあれば大体どなたでも、どこの家でも大丈夫です。
北西も悪くない方位です。
わたし的にもっともおすすめの方角は「南東」です。
特に商売をされている方などは南東に玄関があると人の出入りが増えて商売繁盛につながると言われています。

ここでひとつ気をつけたいのが正中線と四隅線です。
正中線は南北を貫く線、四隅線は南東から北西を結ぶ線で、この線上に玄関扉を掛けない方がいいそうです。
理由はわかりませんが、家相的に重要な線上に置かないほうがいいものは多いようです。

というわけで、
計画中の新しいわが家では南東の角に張り出した形で玄関スペースをとって、
扉の向きは北西に向くように設計しました。

話が前後してしまいましたが、
次回は家の「張り」と「欠け」についてお話ししたいと思います。 






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よい家相 その1/四角形の家

今回からしばらくは「家相」についてのお話です。
「方位なんて全く気にしない、玄関やトイレがどこにあっても住みやすければいいでしょ。」
って方もきっと少なからず見えると思いますが、わたしはとても気にするタイプの人間なのです。
せっかく新築で家を建てるわけですから、運気の上がる、居心地の良い、健康的な家を建てたいわけで、あとで後悔しないように家相についてはかなり時間をかけて考えました。

一言で家相と言っても、方位学、九星、風水などによって微妙に違いがありますし、
各種書籍やネットの情報で調べてみても多少の違いはあるようです。
すべての情報を考慮して間取り等の方位を決めるのは不可能ですので、
だいたいどこでも共通してそうな良い家相について
わたしなりの考えをまとめてお話を進めていきたいと思います。

まずはわたしの家の敷地ですが、道路に面している方位がぴったり南西にあたります。
そうです。裏鬼門ですね。

ほとんどの方がご存知かと思いますが、
北東を表鬼門、南西を裏鬼門と言いまして、運気の良くない方角です。

基本的に家の中心(重心)から鬼門の方位に向かって左右に22.5°づつ、45°の範囲に入る場所が運気の良くない方位にあたります。 

家の中心(重心)の出し方は単純に建屋の四つの角を結んだ対角線の交点がそれにあたります。
家によっては張り出した部分や凹んだ部分、L字に曲がった家などがありますので、その場合はそれなりの中心の出し方がありますが、ここでは話が難しくなりますので割愛させていただきます。

そもそも家は単純な四角形がいいと思います。
前述の張り出しや凹み(欠け)、曲がりは家相としてはあまり良くないとされていますし、
家の構造からみても単純に四角形の家の方が作りやすいのは素人目にも明白です。
多分ですが、耐震構造的にも強い家ができると思います。
さらには、あまり複雑な構造の家だと材料が余計にかかりますので、
単純構造であれば材料代も安くあがります。 
また複雑な構造の家ですとそれにともなって屋根の構造も複雑になってしまいます。
あまりに入り組んだ屋根ですと雨漏りの原因になりかねませんので、
そういった意味からも家は単純な形が良いと言えます。

というわけで、「家相的にも構造的にも家は四角い方が良い」 わけです。


  <<こちらの本がたいへん参考になりました。



 

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わが家の図面(仮)ができました

あけましておめでとうございます。
去年はなにかとトラブルが多い年でしたが、なんとか越せました。

年末に設計士さんと相談の上、仮の図面ができましたのでここで公開したいと思います。

DSCN0953
DSCN0952
DSCN0955


ほぼ自分のイメージ通りになりました。
ただ、想像はしていましたが、延べ床面積が大きすぎですね。 

方角的に1階の間取りはほぼ決定ですが、2階についてはもう少し狭くする予定です。

そうそう、「方角的に」ですが、間取りを考える上で方角については相当悩みました。
「家相」「方位学」「風水」についての本を読んだり、ネットで調べたり、
そういうことをあまり気にされない方も多いと思いますが、わたしは結構気にします。
せっかく新築で家を建てるなら、方角はいいに越したことないですから。

というわけで、次回からしばらく「方角」について書いていきたいと思います。
あくまでも、素人的は観点からですけど、参考にしていただければ幸いです。


<追記>
上の図面からただいま見積もりを依頼しています。
見積もりを出す上では、個々の部材(屋根、内壁、外壁、水周りなど)に
どういう素材を使うかを決めなければなりません。
これについてはかなり前から調べつくした感がありますので、
また時間があったら記事にしたいと思います。

 


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住宅業界に「あいみつ」を望む

家の設計と監理をお願いしていた製材所の火事(10月初旬)により
一時保管していた材木が消失してしまってから随分月日が流れました。
自分で描いた簡易的な図面も引き出しの奥にしまったままでしたが、
先日やっと製材所から連絡あり今後について話し合いました。

とりあえず、わたしの希望の家の大まかな設計図を描いてもらい、
見積もりを出してもらうことにしました。
個別の作業ごとにかかる費用をだしてもらい、
その中からわたしが自分でおこなう作業の費用を差し引いた額で検討してみようと思います。

このまま、こちらの製材所に頼むのか、他の設計事務所や工務店を探すのか、正直迷っています。

話し合いの最後に
「新築工事をこちらにお願いするかはまだ決めかねています。」
と話すと、製材所の社長と専務(設計士)は複雑な表情を浮かべていました。


どうなんでしょうか?
家を建てたいという人はまずはどこに建築工事を頼むのか考えます。
ネットで調べたり、住宅展示場に行ったり、知り合いの評判を聞いたり、、、
その中から数社に目星をつけて、電話したり資料請求したり、
最終的に1社に絞ったら、いよいよ本格的な打ち合わせに入ります。
詳細な設計図を描いてもらい、新築工事費の総額を積算(見積もり)してもらうわけです。

この段階まできたら、もうほとんどのお施主さんは他社に乗り換えることは考えないでしょう。

何回かの打ち合わせの間に自分の希望に合わない設計を勧められたらどうするのでしょうか?
打ち合わせの回を増すごとにだんだんと自分の理想の家から離れていくとしたら。

住宅の建築というのは、全くの素人がプロに仕事を依頼するものとしては動くお金が高額です。

建築のプロに「そういうやり方は出来かねます。こうした方がいいですよ。」
と言われたら、素人は「そんなものですか。」と安易に受け入れてしまいかねません。

建築のプロの勧める方法が必ずしもお施主さんにとって良い方法であるとは限りません。
職人の作業効率がいい、手間がかからない楽な方法を勧められている可能性も十分あります。

手間のかからない楽な方法で、質の高い良い家が建つとはわたしには想像できません。


少し話が横道にそれてしましましたが、
わたしが言いたいのは
見積もりが気に入らなかったらとことん話し合い、
それでも折り合いが付かなかったら別の会社に乗り換えるべきだ、ということです。

ハウスメーカーなどではどの段階で正式な契約を結ぶのでしょうか?
わたしは詳しくは知りませんが、よほど納得のいく設計や見積もりでない限り
正式契約は容易に結ぶものではないと思います。
 
わたしは小規模な土木工事業をしていますが、
見積もりを出した仕事が100%決まるなどということはあり得ません。
決まらないことも多々あります。それが常識です。
施主は通常数社に見積もりを出させてその中から選びます。
これを「相見積もり(あいみつ)を取る」と言います。
あいみつを取ってその中から一番条件の合う会社に決める。
至極、健全なことだと思います。


住宅業界は違うようですね。
お施主さんが数社に見積もりを出させるなんて聞いたことがありません。

「見積もりは有料です。」とはっきり広告している会社もあります。
見積もりは相当な労力がかかることですから有料であるのも当然のことかもしれません。
かえってその方が、気兼ねなく見積もり依頼ができるような気もします。

あらためて思います。
家を建てるには大きなお金がかかります。
あとで後悔することのないように納得のいくまで慎重に検討したいものです。





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鬼怒川の決壊とソーラーパネル

皆さん、連日のニュースでご存知の通り

先日の台風18号による大雨の影響で栃木県から茨城県にまたがる鬼怒川の一部が決壊し
家屋が流されるという大災害となりました。 

決壊した堤防の内、1ヶ所の決壊の原因がソーラーパネルの設置方法にあるのではという
報道がありました。


前回の記事で書きましたように、
太陽光発電を新築のわが家に設置しようか迷っているときにこの報道です。

また改めて考えさせられます。


近頃のソーラーパネルの乱立には少々違和感を覚えていましたが、
今回の災害の一因かもしれないとすると、問題は重大です。

わたしは以前にソーラーパネル設置用鉄骨の基礎工事をやったことがあるのですが、
お役所お得意の許認可が、こと太陽光発電については甘いようです。

そんな甘い規制の隙間を縫って
太陽光発電(売電)は儲かるからと一部の財力のある方々は
余った土地と余ったお金でソーラーパネルを乱立させているようです。

果たしてこのままの制度でいいのでしょうか?
甚だ疑問です。

この災害をきっかけにソーラーパネルの設置工事から
末は再生可能エネルギー買取制度にいたるまで見直しの必要性を感じてなりません。


未だ行方不明の方々や家を流されてしまった方たちの今後を考えると
誰がどういう形で保証していくのでしょう。


この災害で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。


 
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