自分でわが家を作るということ

                      Self-build(セルフビルド)というもうひとつの選択                      目指すは自然素材で作る天然住宅

給排水

給排水配管をやってはいけない大事な理由

前々回の記事「給排水の配管は自分でやってはいけないの?」の中で
お話しましたように、

無資格でやってはいけないのは当たり前のこととして、

自分でやってはいけない(というか、できない)もっと大事な理由があります。 



自分でやってみてつくづく実感しました。

 例えば、これ


DSCN0750洗濯機用の蛇口。

壁から突き出してしまいました。

まあ想定内だったのですが、

あまりかっこいいものじゃないですよね。 













あと、台所のこれDSCN0755なんかも同様に壁づらに合わなかったので、こんな感じです。

しかも壁に対して直角に付けられておりません。若干曲がってます。




 









DSCN0752さらにこれお風呂。

寸法を間違え、水とお湯の取り出し口の幅が広すぎて横一直線になってしまいました。


















のように

壁面と取り出し口をピッタリ合わせることができませんでした。

というか、目測ではピッタリ合っているはずだったのですが、

いざ、蛇口を付けてみると微妙に歪んでいたり、曲がっていたり。 

この微妙さ加減を合わせるのが難しいのです。




また、塩ビ管を接着して曲げたり、伸ばしたりすることは問題なくできたのですが、

最後に蛇口を付ける時にたいへん苦労しました。

1ヶ所の蛇口に3日くらいかかったところもありました。

なぜかって?


漏れるんです。


シールテープをどれだけ上手に綺麗にしっかり巻いても漏れるんです。


DSCN0753挙句の果てにこんなものまで買ってしまいました。

ヘルメシール55

プロ仕様の粘土の高い液状シール剤です。

結局これでも水漏れ、止まらなかったので、無理やりゴムパッキンをかませて止めました。









給水配管のためにホームセンターに何度も通って思ったのですが、

配管用の部材の種類が多すぎるんです。

メッキのやつとか金色のやつとかステンレスとか、普通に塩ビのとか

パイプのサイズ表記にしても「15A」とか「13」とか「3/8」とか。

最近、ネジに平行ネジとテーパーネジがあることを知りました。

どれとどれをどうつないだら良いのやら、わかりにく過ぎです。


素人が手を出せるレベルにはありませんでした。



配管工事をなめていました。・・・・・ごめんなさい。難しいです。 



というわけで、給排水の配管工事は専門業者に任せるべし。




 ちなみに、わが仮住まいの給水配管は3/20頃から使用開始して8/21現在まで

漏れておりません。


奇跡か!

 

無資格でやらざるを得なかった理由

先日の記事で長々と偉そうに

「無資格で給排水の配管はやってはダメです。」

と言っておきながら、我が仮住まいの配管は諸々の事情により
無資格者のわたしがやりました。

  自供しましたが、罰せられてしまうのかな? 怖い。ヤバイ!



仮住まいのリフォーム開始当初、給排水の配管は悩みの種でした。

生前、大工であった父が少しづつ進めていたリフォーム。
給排水の配管についてどこまでできていたのか、わからないまま亡くなってしまいました。 

「床下、土の中、配管はどうなってんの?」


これはやっぱり専門業者に頼まないと無理ではないかと思い
近所の設備屋さん(某L◯X◯Lグループ)に電話。
後日、見積もりを取りに営業の方が来てくれました。

仮住まいの形状から大体の間取りは検討がつきましたので、
台所や洗面、トイレ、お風呂などの水周りの場所を説明し、
配管工事をお願いしたい旨を伝えました。

まあ遅くとも1週間もあれば見積もりの連絡があるだろうと思って待っていましたが、
待てど暮らせど、連絡なし。


普通の方ならこちらから電話して確認するのでしょうが、
何の連絡もなくこんなに待たされたことが不愉快だったので 
別の設備屋さんに依頼することにしました。


その設備屋さんは、生前、父が仕事を依頼したことがあるらしく
毎年、年賀状に「仕事があったらお願いします」的なことが書いてあったので、
ここなら大丈夫だろうと思い電話しました。
 
すぐに営業の方がみえました。
前回同様の説明をし、前回同様に見積もりを待ちました。




結果 、なんと!





また、すっぽかされました。 

いつまで待っても見積もりの連絡なし。

前回同様、こちらから問い合わせることなし。



想像するに、

営業の人、多分「こりゃ、儲からん」と思ったのでしょうね。

配管材料の塩ビ管なんて安いもんだし、
蛇口などは解体する家で使っていたものを再利用するつもりでいましたから

「利益を出せるところがない」わな。

そんなことは重々承知の上で依頼してましたので、
利益が出るように高い見積もりを出してくればいいのにと思っていました。
「利益が出ないので我が社ではお受けできかねます。」とかね。

「見積もり」とはそういうものでしょ。 


仮住まいの工事でいい仕事をしてくれれば、
新築工事もお願いするつもりでいたのですが・・・

しかし、なんというか「連絡なし」は残念すぎる。 




と、こんな言い訳で通用するのかわかりませんが、

わたし「無資格」で給排水の配管いたしました。

ヤバイ! 

給排水の配管は自分でやってはいけないの?

以前から漠然と疑問に思っていました。

給水管(上水道)の水道メーターから屋内への配管に資格は必要なのだろうか? と

排水管についてはなおさら、特に圧力がかかる配管ではありませんから、

そんなに高度な技術や知識が必要とは思えません。

ガスや電気と違い水は危険な物ではないですし

  「自分の家だし、多少水漏れしたって自己責任でしょ。」

  「漏れたって、元栓閉めればいいだけだし。」

などと考えるのも 至極当然のことのように思えます。



ですが、実はこれ、無資格では ダメ なのです。



上下水道に関わる資格には以下のようなものがあります。

<個人の資格として>
  給水装置工事主任技術者
  下水道排水設備工事責任者
  浄化槽設備士

<事業所の登録または許可申請など>
  各自治体の指定工事業者の申請
  浄化槽工事業者の登録

わたしもあまり詳しくありませんが、ちょっと調べただけでもこのような資格があります。

通常、給排水管工事は自治体の指定工事業者に依頼すれば問題ないようです。
 

もし、無資格で工事を行った場合に、法的な罰則があるのかとネットで調べてみましたが、

残念ながら、大した情報は得られませんでした。


罰則について以外で、
こちらのサイトの質問に対する回答が参考になりましたので載せておきます。
>> okwave


わたしの私的な見解ですが、

「無資格で給排水の配管を行ってもそれ自体で罰せられることはないが、
もし、その配管が原因により事故、事件が起きるようなことがあれば、
無資格であることで罪が重くなる。」

のかな? と思います。
あくまでも、個人的見解です。

わたしの仮住まいの配管工事は諸々の事情でわたし個人で
つまり無資格でやってしまいましたが、
やらない方が得策です。



ちなみに水道法の第7章 に「罰則」規定があります。

ざっと読んでみましたが、法律家ではないので解読不能でした。撃沈。


結局、前述のような理由で自分で配管することはお勧めできません。
わが家の新築工事では自治体指定の工事店にお願いするつもりです。


さらにもっと大事な理由で給排水の配管を自分でやることはお勧めしません。


その理由については次回でお話ししたいと思います。




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